
AIに関連した特許の出願件数が増加しています。
特許庁によると、2017年度におけるAI関連特許の出願件数は3000件以上にも上るそうです。それほど、国内ではAIの技術が進歩していると言えます。
そこで今回は、国内におけるAI関連特許に関する概況についてまとめていきたいと思います。
目次
AI関連特許数の推移
AI関連特許件数は増加中

https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/ai_shutsugan_chosa.htmlより引用
国内におけるAI関連特許の出願件数は年々増加しています。
2013年には963件ほどだったAI関連特許の出願は、2017年にはその3倍以上である3065件にまで増加しました。
また、AIの中でもディープラーニングに関する特許出願件数も年々増加し、2017年度には全体の約半分を占めるまでになっています。
今後もこの傾向が続いていけば、AIの技術面でのさらなる発展を期待することができるのではないでしょうか。
具体的な分野の内訳
現時点における AI関連特許の分野の内訳

https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/ai_shutsugan_chosa.htmlより引用
もっとも多い分野は画像処理
AI関連特許の分野のうち、もっとも多いのが画像処理に関するものです。
画像認識技術はカメラが人間の目のように働くことで、幅広い分野で活用されています。
そして、現在も様々な画像認識を使ったサービスが生まれています。
そういったことから、画像処理に関する技術の需要は高く研究が進んでいると言えます。
情報検索・推論が続く
情報検索・推論に関する技術関連の特許も増加しています。
情報検索は私たちがインターネットで情報を検索する際など、身近な部分で触れることも多い技術です。そのような検索技術も日々進化し、便利になっています。
今後も技術発展が進めば、ますますインターネットでの検索が便利になっていくのではないでしょうか。
企業別のAI関連特許数
日本企業も世界ランキング入り

https://www.wipo.int/publications/en/details.jsp?id=4386より引用
上記のグラフは2019年度における企業別の特許出願数をランキング化したものです。
トップがIBM、2位がMicrosoftと並んでいますが、3位には日本の東芝がランキングしています。東芝はアナリティクスAI 「SATLYS(サトリス)」 とコミュニケーションAI 「RECAIUS(リカイアス)」を提供しています。
IoTデータを分析し人・モノを的確に捉え、熟練者の技術や暗黙知をデジタル化することで、業務の効率化や新しいビジネスモデルの創出に貢献している企業です。
今日、日本はアメリカや中国に比べて遅れていると言われることが多いですが、特許出願数に置いて日本企業がトップ3以内に入ったというのは日本として大きな進歩だと言えます。
今後も国内でのAI分野の研究が進んでいけば、世界のAI界における日本のプレゼンス力向上に繋がると期待できます。
政府は国内のAI分野の発展を推進
日本政府は国内におけるAI分野の発展を推進しています。
例えば、政府によって発表された「Society 5.0」では、AIによって情報社会を変革するというビジョンが示されています。
また、政府によるAI戦略2019では2025年度までに毎年25万人ものAI人材を輩出することが目指されています。現在の年間の出生率が約100万人ほどなので、およそその年に生まれた4人に1人が将来はAI人材として活躍する社会が訪れるということです。
もし、その目標が達成し国内にAI人材が豊富に活躍するようになれば今よりも一層AI分野の発展が進んでいくと期待できます。
政府のAI戦略に関する記事はこちら▼
まとめ
AI技術の研究は日々進んでいます。
その証拠として、国内で出願される特許のうちAIに関するものは年々増加しています。そして、世界的な視点で見ても国内企業のAI関連特許の数は上位に入っています。
そういった国内におけるAI研究の発展が今後も続いていけば、今以上に社会のなかでAIが活躍する機会も増えると期待できます。
慶應義塾大学商学部に在籍中
AINOWのWEBライターをやってます。
人工知能(AI)に関するまとめ記事やコラムを掲載します。
趣味はクラシック音楽鑑賞、旅行、お酒です。























